笹ノ丘学園〜若者よ、恋をしろ〜









* 神村春樹



ブーブーブーブー…‥―――――――


耳障りな携帯のバイブで目が覚めた。時間を見ると11時。


メールの受信ボックスを開くと『富田雪斗』の文字。


朝っぱらからうぜぇー。
とか思いつつ、メールを開く。



『お前、今日学校だって忘れてるだろ。無遅刻無欠席の夢終わったな!あと、俺ら今年もクラス同じで担任もハルちゃん。それと、雛乃と紗佑と綾乃も一緒。マジうける。』



メールを読みながら、あぁ‥そう言えば『無遅刻無欠席目指す!』って意気込んでいたのを今思い出した。
今日学校あるならもっと早く言ってくれよ。
と思いながら『あ、忘れてた。てかクラス、ギャグ。』

それだけ打って返事を返した。





なんか…楽しそうじゃん、このクラス。


そんなことを思いながらベットから出て風呂場に向かった。








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