「のんたんどこー?」 あたしは話を変えるために、春樹のペットの、のんたんの話をする。 のんたんは、灰色と黒のいつも気取ってるメス猫で、春樹のことが大好きみたい。 「あぁー…そういやぁ、のんちゃん預けてたわ。やべー忘れてた!」なんて笑う春樹。 きっとのんたんの片思い。…可哀想。 「私のんちゃんに逢いたかったのになー…」紗佑がつぶやいた。 「じゃあ明日も」