しばらくして、その男の子が部屋に通された。


小がらで、短髪。


しろいシャツに緑色の半ズボンをはいていた。



「あんたがキュリーさんかい?」


「ああ、君がメープル・エレファンスかい?」


「キュリーさん、ご存じなの?」


「ほら、前に話したじゃないですか?


エディに頼まれて住み込みの助手を迎えるっていう話…」


「ああ、あなたがそうなの?」


「俺、メープル・エレファンスっていうんだ。


よろしくな!」


「元気がいい男の子じゃあありませんか」