「ダ~メ。香奈、起きて起きて」



コイツが眠らせてくれなかった



「………………。」



それでも私はそれを徹底的にスルー


すると



「しょうがないなぁ、こうなりゃ俺が無理矢理にでもつれてくよ?」



は? 何するつもり……………………………………って



「ひゃあっっ!!」



その瞬間感じたのは、ふわりとする浮遊感



驚いて目を開けると



「おはよう?俺のお姫様」



憎たらしいほど爽やかな幼なじみの笑顔が
窓から覗く朝日をバックにこれでもかというくらい輝いていた。