―ドキッ―
聞き間違え?
今、好きって!?
やばい!可愛いって!?
超嬉しいんですけど!!!!

えっと…タカ兄、信じられるんですけど!私、人を疑う事知らない人間なんですけど!!

でも、でもさ。タカ兄からしたら私は今日初めてまともに会話する人なわけで…
微妙に気になってた何て知りもしないわけで…

とても‘信じられます’なんて言えない。
言ったら変な人だ。


「う……」

「でも、こいつは行くって言ったら行くよ」

ハゥ!?将なんという素晴らしいフォロー!!!!

「じゃあ携帯だしてごらん、連絡先交換しよう」
―キュン―

「将にメールするより俺にメールしたほうが返事確実だよ〜今度ご飯行こうね、はい指切り」

キャ~指切り!もう、心臓飛び出そう!!

タカ兄の全ての行動が好きだ。
「未幸メールしてね~」

-え゛っ-
無理!!絶対無理。自分からなんて連絡できない。てかしない…

私が送らなきゃいけないパターンきたぁぁ凹

私、連絡するタイミングがわからないのよ!!!で、
わからないって言ってる間に月日が経つのよね。

「えータカ兄からもメールしてよね(笑」

もうそれが精一杯。
ただ、そんな会話が嬉しかった。幸せだった。

例えご飯に行けなくてもいいと思った(ほぼ確信)

なぜ確信かって?だって、いつものダメパターンのりパターンの流れ。


タカ兄は私の手には届かないタイプだ.
だから好きが大きくなる前に諦める。そう、ましてやこの時間を喜ぶべき。時間が経って、落ち着いて連絡したくなったら連絡できるんだし。
そう、自分を励ましていた。

もちろん最後は
定員皆で、

“財布大丈夫ですか!?”