なぜ須原サンは力の弱い地球人のオレなんかに自分の運命を託したのだろう。

須原サンは地球に来る前からオレのことを知っていた。

なぜだ?

何も教えてくれないなんて、そんなのひどいやんか。

須原が最期に遺したセリフ。

---------オレがオマエに近づいたのは偶然ではない。

何が言いたかったのだろうか。

頼むよ、猟・・・・・・・・・・
 
また同じ声がした。
 
何かある。
きっと何かある。

キルジャ星へ行ってみたい。
何かが分かる。
須原サンにはできないが、オレにはできる何かがあるはずだ。
そんな使命感が湧いて来た。

だが地球人のオレがキルジャになんか行けるはずがない。