コスミックダスト-戦塵の宮殿

オレが2年D組の教室に入ると、既にあの男、如月ミドリがいた。

「やあチビ君。君の席も取っといてあげたよ」 

ミドリは1番前の真ん中を指差した。
悪いがオレは1番後ろの端っこが好きだ。

「誰がそんな特等席に座りたがんねん」

「元年?」

「いらん世話や」

そう言ってオレはほかの席を探したが、すでに満席状態だった。

「ホラ、座りなよ、ココ」

ミドリはニコやかに席を勧めた。
新学期早々クラスメイトを脅して席を変わらせるほどオレも人が悪くないので、仕方なくミドリの勧める特等席に着いた。