「じゃあ大佐に伺う。本当のことを教えてくれ。真実を知りたい。お願いだ大佐」
「ご勘弁を」
「大佐!」
ミドリは銃を抜き、大佐に向けた。
「真実を申せ、シェラ大佐」
「いくら王子のご命令でも、ワタクシの口からは申し上げられませぬ」
「なぜだ・・・・・・・」
「ワタクシは国王軍の兵士です。国王に忠誠を誓った誇り高き軍人のつもりでございます。国王に背くことはできません。この命に代えましても」
ミドリは銃を腰に収めた。
「もう良い。出て行け」
ミドリの気持ちが痛いほど分かった。
大佐のような人間を一概に悪い人間とは言えないのかも知れない。
大佐の心を変えたのは紛れもなく国王だ。
大佐は国王に忠実に従っているだけなのだ。
よくできた部下、というのだろう。
「ご勘弁を」
「大佐!」
ミドリは銃を抜き、大佐に向けた。
「真実を申せ、シェラ大佐」
「いくら王子のご命令でも、ワタクシの口からは申し上げられませぬ」
「なぜだ・・・・・・・」
「ワタクシは国王軍の兵士です。国王に忠誠を誓った誇り高き軍人のつもりでございます。国王に背くことはできません。この命に代えましても」
ミドリは銃を腰に収めた。
「もう良い。出て行け」
ミドリの気持ちが痛いほど分かった。
大佐のような人間を一概に悪い人間とは言えないのかも知れない。
大佐の心を変えたのは紛れもなく国王だ。
大佐は国王に忠実に従っているだけなのだ。
よくできた部下、というのだろう。


