はあ? 何が起きた?
部屋を見回したが、母の姿はなくなっていた。
サムトの寝息だけが規則正しく聞こえる。
母が居た形跡などどこにもない。
オレはハンカチを握り締めた。
「あ・・・・・・」
濡れていた。
母の涙だ。
確かに母が居た。
確かに母の声を聴いた。
確かに母に話し掛け、そして母も答えてくれた。
そう言えばいつだったかミドリがオレの部屋で窓から女が覗いていると言ったことがあった。
あの時は全く取り合わなかったが、今思い出せば、ミドリは、白いワンピースにロングヘアの女性が覗いていると言った。
今オレが見た母も同じ格好だ。
偶然だろうか。
母は成仏できていないのだろうか。
オレのことを心配してこんな遠い宇宙にまでやって来たのだろうか。
母の愛は強し、と感じざるを得ない。
部屋を見回したが、母の姿はなくなっていた。
サムトの寝息だけが規則正しく聞こえる。
母が居た形跡などどこにもない。
オレはハンカチを握り締めた。
「あ・・・・・・」
濡れていた。
母の涙だ。
確かに母が居た。
確かに母の声を聴いた。
確かに母に話し掛け、そして母も答えてくれた。
そう言えばいつだったかミドリがオレの部屋で窓から女が覗いていると言ったことがあった。
あの時は全く取り合わなかったが、今思い出せば、ミドリは、白いワンピースにロングヘアの女性が覗いていると言った。
今オレが見た母も同じ格好だ。
偶然だろうか。
母は成仏できていないのだろうか。
オレのことを心配してこんな遠い宇宙にまでやって来たのだろうか。
母の愛は強し、と感じざるを得ない。


