雪姫〜雪のような純白の姫〜


「あ、黎さん・・・。

こんにちは。

そのつもりだったんですけど、龍彦は可愛らしい方とお話をしていたので、今日は顔を合わせずに帰ろうかと・・・」






「え?可愛い??誰のことを・・・・???


ああ。あの子ね・・・。


またうちにきてるのね」




あの子と黎さんも知り合いなのね・・・。


やっぱり私の居場所はここにもないんだわ・・・。





「あの子はね、私たちの幼馴染なの」

「幼馴染??」


「そう。昔から龍の後ろばかりをついて歩く子だったわ。

まあ、龍にとっては妹みたいなものだから安心してね」





・・・・・・。



黎さんにはバレてましたね。