毎日菊とこんなやりとりばかりしていたときことです。 雪の下に滅多に現れない人がきた。 「姫様。 継母上様がおみえでございます」 継母上様? めずらしいこともあるのね。 いつもは私になんの興味も示さない方なのに。 「どうぞ」 「それでは呼んでまいります」