君だけのもの。





「ねっねえりおっ…

あれって……」



スラッとした長身に
明るい髪、ラインの入った短髪、


腕には……タトゥー






「……しゅんだ…」





「ねぇ、あの手繋いでる女ってさ…」




泣きそうになるのを
堪えて声を振り絞る。




「みのり…」





今にも崩れそうだった。