「稀龍!!杞憂ちゃんが居てもいいじゃない?ね?」 「あ゛?」 今まで以上の恐ろしさ…。 「おふくろは今日は帰ってこねぇぞ」 思いっきり睨みつける。 だから怖いって!! 「あっそ、じゃあ泊まる」 へ? 「勝手にしろ」 今度は私の腕を引っ張り玄関に行く。 「どこに行くのよ!!」 急いで走ってきた。 「関係ねぇだろ」 靴を履き外に出る。 「私も行く!」 そう言って靴を履いて出てくる。 「ついてこいよ?」 稀龍は、私の手を握って全速力で走る。 ちょ、ちょっと待ってよ!! 速いよぉぉぉ!!