。+°俺様オオカミ°+。



 黒板に書かれてから数日後…。

 あれから優華ちゃんは何もしてこない。

 「美聖行くよ?」

 今日は全校集会があるらしい。

 「ぁ、うん」

 美羽の隣を歩く。

 「おはようございます♪」

 駆け寄ってくる女の子は間違えるはずもない優華ちゃん。

 「お、おは「あんたなんなの!?」

 私があいさつしようとしたら美羽が怒った。

 「ただあいさつに来ただけですけど?」

 憎たらしい笑顔で言う。

 「もう私たちにかかわらないで!」

 本気でキレた美羽は止めれない。

 「それは…無理です。あ、もう行かなきゃ」

 背を向けて歩き出した。

 「まだ…何か…される…」

 無理ってことはまだ関わろうとしてるってことだよね…?

 「大丈夫。私も珱斗も神流君もいるから」

 震える私を優しくなだめる。

 「う、うん」

 少し落ち着いた私は自分の座る場所に付いた。