「お待たせしました稀龍先輩♪」 いつもの猫なで声。 唯一違うのが私に向ける視線。 「あ、泥棒さんですね」 馬鹿にしたように笑う。 「お前さ「稀龍先輩♪私と付き合いません?」 稀龍の腕に絡みつく。 「触んな!」 優華ちゃんを突き飛ばす。 「きゃっ」 大げさに転ぶ。 「てめぇいい加減にしろよ!?俺はお前とは付き合わねぇ!!わかったな!!」 思いっきり睨みつける。