「稀龍ーーー!!」

 「あーもう!うっせぇ!!」

 「よし、ほら早く学校に行く準備をしなさい!」

 こいつは、私の幼馴染の稀龍。

 毎朝おばさんに頼まれて起こしに来る。

 「わぁったわぁった」

 着替えを始める。

 「じゃあ下降りとくね~♪」

 起こしに来る代わりにおばさんがいつも朝ごはんを作ってくれる。

 「おぉ」

 まだ寝ぼけているようだ。