「俺は、美聖が大好きだ。 もしよかったら…、結婚してくんない?」 顔が赤い稀龍。 「喜んで!」 会場には黄色い声が飛び交った。 この後はずっと冷やかされてばっかだった。 「美聖」 「ん?」 チュっ。 「だから、んんっ」 皆の前でのドSキャラ!? 「もう隠さなくてよくね?」 この顔は危ない顔だ!! 「隠してて!!」 「逃げんなって」 稀龍が優しく抱きしめる。 「ちょっと耳貸して?」 「ん?」 しゃがんで私の目線に合わせる。