「さっさとしろ」 すました顔の稀龍。 あんたのせいで大好きなたこさんウィンナーの味が分からないじゃん!! 「はぃはぃ」 適当に返事をしてカバンを持つ。 「じゃぁおばさん行ってきま〜す」 「行ってらっしゃーい」 今日の二人はいつもの登校より静かだった。