「鳴海ちゃん、おはよ」

「えっ?…あっ…おはよ」


にこっと笑うと3人が顔を赤くした。


…?


「なるちゃん、変わらないよね…」


変わらない?


私、魁くんと会ったことあったかな?


「時々ドキッとするよ…」


零くんは苦笑い。


「んなこと言ってたらこの先もたねーぞ」


何がもたないんだろう…。


私何かしたのかな…。


って…そうじゃないでしょ!!


私何呑気なことを…。


私は周りを見渡す。


さっきよりは減ったけど…女の子の視線が…




恐いっ!!




「あのね、瑠衣くん!」

「却下」

「何も言ってないよ!?」

「女子が恐いからおろせだろ」

あぁ、どうしてわかってしまうんだろうか…。


やっぱり顔にでるんだな…。


痛いほど分かりました。


「鳴海ちゃん、ごめんね?授業始まるまでだから…ね?」


それならしょうがない…。


後もうすこしだし…恐いけどたえられるよね。