「なんてね♪」


…?


「愛の告白的なことを言われたしね♪」


こんどは魁くんのウインク。


って…愛の告白!?


『私…好きです…』


………。


恥ずかしい…。


「目、赤くなってる…」


魁くんは私の前に来ると私の目に触れた。


「あっ…」


そんな優しく触れないでほしい…。


しかも、顔が近い!!


「これってさ…キスできる距離だよね…」


「何言ってるんですか!?」


私は近づいてくる魁くんの胸を両手で押した。


「ねぇ、オレとキスしてみない?きっと気持ちいいよ?」


なっ…なっ…何!?


みみみ耳元で…そんな色っぽい声出さないでほしい!


「しません!!」


「残念」


そう言って魁くんは私から離れて電話をした。


私は電話をしてる魁くんを見ながら思った。


助けてくれてよかったなって…。