私は首を傾げた。


「分かってないみたいだから、言うけど、さっきの彼女役ことね♪」


あっ…それか!!


私、忘れてたよ…。


そっと夢水くんの顔を見ると、夢水くんはジッと私の顔を見ている。


な…なんで見てるの!?


「あ…あの…」


私絶対断った方がいいよね…。

彼女役なんて絶対無理だし…。

「お前、まさか断る気じゃねーよな?」


鈴宮くんの顔が怖いよ。


私、何かしたのかな…。


やっぱり、三条くんにあたったのがダメ?