イタル~another day~

「ん?いつ頃の話だ?」

「教習所で偶然会って」

総太さんはしばらく考えた。

「その頃はもう、ここを離れて無免許で車に乗ってたりしてたはずだな。『後を継ぐ』って言ってたか?」

今度は僕が昔を思い出す。

「継ぎたいって言ってたかもしれません」

「そうか。危なっかしくてチームにも入れてやれなかったけど、そんなことも考えてたんだな」

「じゃあ・・・」

「シゲルが勝手に言ってただけだ」

シゲルのしたことは許せなかったが、少しかわいそうになった。