・・・僕が僕自身のことをまだ俺と呼んでいた頃の思い出。 故郷へ向かう列車の中で、懐かしく思い出されるのは彼女のおかげか。 苦々しい思いを抱えて旅立った駅に、久しぶりに立って思う。 都会育ちの彼女に、ここの景色を見せてあげたい。 僕が生まれ育ったこの地の景色を。