イタル~another day~

ずっと俺のことを見ていたおっさんは、
最後に瞳をじっと強く見て

「一番右のか、お前が今乗ってる車検代車ならいいぞ」

と言った。

「お、許しが出たぞ。見に行こう」

「えー、マヂすか?俺は?」
シゲルが騒ぎだした。

「お前はまだ駄目だ・・・」

総太さんがそんな二人をほって
並んだバイクの方に歩いていく。

二人が気になりながらも付いて行った。