イタル~another day~

「おまえはもうこの件に首をつっこむな」

もう当事者になりつつある。

だけど、進に誤解されていることはどうしても言えなかった。
恥ずかしかったのかもしれない。

親友に疑われるような奴だということが。


「野球をあきらめてまで選んだ道があるんだろう?」



「この件を深追いするのは、それに良くない影響を及ぼす」

内申書とかか?


「中田のことは、俺が落し前をつける」

そういう沼沢兄は、セイショーの元野球部員の顔ではなく相弗の頭の顔だった。


「わかりました」
沼沢兄は言い争う相手ではなかった。
彼は彼で顔を潰されたのかもしれなかった。