イタル~another day~

「さっきも言ったけど、いいんだよ。俺が悪いんだ。キャッチボールもこれを最後にしよう」

「そんな」

「いいんだ。決めたよ。本当は中学で引退したはずだったんだから」

「待ってください。僕では力不足なんです」
二人の会話を聞いていた古西が割り込んでくる。

最初に見た時からがたいがいいと思っていた古西を眺める。

「ピッチャーなのか?」

「はい」

「ちょっと投げてみてくれないか?」

自分の持っていたグローブを渡す。

古西は戸惑いながらもそれを受け取った。