イタル~another day~

たまりかねて
「すみませんでした」

と頭を下げる古西。


「どういうことだよ?」
ジュンの困惑は続く。


「俺のところに野球部への勧誘に来たんだよ」

「なっ、おまえ、古西」
ジュンは言葉にならない。

「いいんだ。こんなふうに未練たらしくキャッチボールしてるのがいけないんだ」

「いいじゃないか、昼休みにキャッチボールをするくらい」

「でも、おまえも誘って来ないけど、期待はしてしまうだろう?」

「それは・・・。それはするだろう。あれだけの球を毎日受けてれば」

「ありがとう。でも、もう野球はしないよ。」

「わかってるよ。だから誘わないようにしてる」

「でも、俺の話してるんじゃないのか?だから彼が来たんだろう?」