イタル~another day~

緩慢な動作で原付バイクを片付けながら、
「だいたい想像がついた」
と玲ちゃんは言った。

「どういうこと?」

「ん?」
という玲ちゃんはあまり話をしたくなさそうだった。

「ほんとについさっきのことだよ。まだ会えるかも?」

迷う表情だけ。

「そもそもなんで別々に暮らしてるの?」

「色々あったんだけど・・・。竜至は森の家の跡取りだから本家で暮らしてる。私はここで・・・」

竜一さんをまだ、待ってる?

「りゅうじくん、ママはさみしがり屋だから一人じゃなくて良かったって・・・」


「・・・でも本当にさみしいのはりゅうじくんじゃないのかな?」