イタル~another day~

帰りの電車を気にする知沙と、校門のところで別れた。

「来月はうちの文化祭に来てね」
と笑っていた。


教室に戻ると、ちょうど出口から玲ちゃんが出て来たところだ。

「おう、イタル。どこ行ってたんだ?」
外でも男言葉だ。

「知沙をそこまで送ってきたところだよ」

「なんだ。知沙ちゃんも来てたのか。会いたかったな」

「玲ちゃん、来るの知らなかったし」

「それより、一人やっといたから」

はあ?

「暗いのをいいことにいろんなとこ触ってくるからよ。蹴りあげておいた」

とんでもないことをしれっと言う。