イタル~another day~

中では彼女を先導する。

入ってすぐの壁がわりの暗幕には、
幽霊や墓場の様子を描いた模造紙が何枚か貼られていた。

漫研のコたちが描いたそれは、暗過ぎて良く見えない。

今は夜だが、本番ではどこかしらから光は洩れるだろうから、これくらいでいいのかもしれない。

昼間に見た時は、なかなか良く描けている絵だった。

とりあえず雰囲気をかもしだして、というところか。

次なるお出迎えは、天井から吊った蒟蒻の予定だが、これは明朝、小道具の担当者が持って来ることになっていた。