イタル~another day~

「うん。合ってる」

俺は手元に残った現金と領収証を計算して、彼女のつけていた出納帳の残高と照らし合わせてそう言った。

「他人のお金預かるって嫌だよね」

実際には彼女は出納帳を管理して、現金は俺が管理していたけど、彼女は同意を求めるように言ってくる。

「そうだね」
と応えると、

「だよね?でも奈良くんとだから良かったよ。信用出来るもん」

「そう?」
何か信用されるような出来事があっただろうか?

「うん。信用できる顔だもん」

顔・・・なの?