イタル~another day~

「当時は自分達のことを族だなんて思ってなかった。ただ速く楽しくドライビングが出来ればいいと思ってた」

ちょっと気持ちがわかる。

「でも、ある程度人数が増えて集団になってくると、他の集団からは邪魔な存在に見えるんだろうな」

「しだいに相弗とぶつかるようになってきた」

それって本当にあったことなんだろうか?
ついさっき恐い目にあったのに実感がわかない。

「ただ、ここいらじゃあ大きな街だって言ったってたかがしれてるし、ツテをたぐれば誰かしら繋がってるもんで、お互い相手に身内や友達がいたりして全面戦争にはならなかった」