イタル~another day~

「ここにいればそのうち来ると思って待ってた・・・」
あまり怒ってないようだ。

「・・・久しぶりだね」
二人で同時に同じことを言っていた。

顔を見合わせて笑った。

久しぶりに会う知沙は、

浴衣を着ているせいか
玲ちゃんの話のせいか

とてもまぶしく見えた。

でも、一緒に笑ったことでさっきまでのドキドキは落ち着いた。

"幼なじみ"に戻れた感じ・・・

「進は?」

「うん。今日も練習だって。イタルが帰ってくることは伝えたんだけど」

連絡とってるんだ・・・

「じゃあ、二人で先に行こうか?」

「ちょっと待って」
と知沙が言った。