―ガチャ
「「「………」」」
全員が一瞬黙った。と、思ったら
「………え、広っ…」
「本、多すぎ…」
「てか生活感なさすぎ…」
「整いすぎ…」
それぞれぐるりと部屋を見回して感想を漏らす人達。
そんなすぎすぎ言わなくても…。
「普通、じゃない?」
部屋は大体40畳ちょっとのベランダつき。
家の中で、この部屋が一番広く造られていた。
そして、奥にベッドがあり机があり、壁際には本が500冊ぐらい立ててある本棚。
あとは細かいものがいくつかと……。
そんぐらい。
あとはいたって普通だと……。
「いや……この機械類の多さは…」
綺亜羅が苦笑気味にそう言う。
「ホンマに。なんで高校生がパソコン2台持っとるんや」
「それはまぁ、使うから」
「何にだよ…。ってそれはいいとして」
「?」
「そろそろ始めないとガチで終わんない」
時計を見ると、もうすぐ11時。
結構しゃべってたんだ…。
その時間の進みの早さに少し驚く。
「それじゃ、入ってみんな」
そう声をかけ、あたしはPCを片付けはじめる。
「手伝おうか?」
綺亜羅に横から顔を覗き込まれた。
「大丈夫。座ってて」
「そお?」
「ん」
コードを片付け、本体を他の場所に適当におく。
そして、全員が座ったのを確認すると綺亜羅が口を開いた。
「それじゃ、始めますか!」

