ブランコ




「「「………」」」


宙を飛び交っていた言葉達が一気になりを潜める。けどすぐに彼方が“そうだな”と呟いた。


「咲斗に構ってる暇なんてなかった」


その声にバッと反応して彼方の方を向く咲斗。


「な」

「ストップ」


今にもつっかかっていきそうな咲斗を止める。


はぁ……。

もうこれ絶対、2人供楽しんでるでしょ。


悪意のまったくない楽しげな目で互いを睨む2人。


端で見ていた2人も綺亜羅もそれが分かったのか、呆れたように、でも楽しそうに笑った。


「…そろそろ勉強するよ」


水を差すようだけど。

“いい?”と全員を見ると、笑顔で返事が返ってきた。


「がんばるかぁ」

「ちょっと本気でやんないとヤバいよねー」

「だな。…で、結局どこでやんの?蒼空」


彼方が首を傾げてこっちを見る。



あぁ、そうだったね。

場所だったね。


あたしは、もうすでに自分で決めていた場所を口にする。





「あたしの部屋でしよっか」