ブランコ






そして、次の日。


咲斗が最初に言った通り、集合時間は午前10時となっていた。


現在、午前9:40分。


一応クラスメートとはいえど客人なので、一通りの掃除やらなんやらすませ、後は暇だったので自分の部屋でパソコンをいじっていた。


そこへ



ピーーンポーーン



…来たか。

立ち上がり、玄関に向かう。


ーーガチャ


「おはよー蒼空チャン!」

「はよー蒼空」


笑顔で一番最初に入ってきたのは、彼方と咲斗だった。


「お邪魔しまー……お?俺らが一番やった?」


玄関にある靴の数を見て、咲斗がそう言う。


「うん」

「ほな、みんな来るまで部屋で待っとこか」

「そうだな」


彼方がうなずく。


私達はリビングで、もうちょっとしたら来るであろう女子3人を待つことにした。