『…はぁ~…』



大きなため息が闇に吸い込まれる





カツカツカツ…ガッ!



『ん?』



ヒールが何かにぶつかった



『何これ?…箱?』




暗くて色は分からない小さな四角い箱



振ってみると

ガサガサっと音がした



『…何だろ?』



悪びれもせず好奇心のままに箱を開く





シャラ……



『星?…ブレスレット?』



星の飾りが着いたブレスレットが入っていた




『…かわいい』




だが、知らない人の物なので箱にしまいアスファルトの上に戻した




『ばいばい』



箱に手を振ってまた家路についた