その同級生は責任逃れの嘘をつき、大瀬が屋上で弁当を食べているときに魔がさしたなんて言ったそうだ。
「それが・・・シュウ・・・・・・」
「多分」
じゃあ、シュウは、いなかったの?
あんなに笑顔を向けてくれたシュウが?
私の相談に真剣に耳を傾けてくれたシュウが?
「シュウっ・・・」
そうだ。
確かに、私が幽霊だと指摘した時も、「失礼な」とは言ったけど否定はしなかった。
「・・・達徳、出てって」
「分かった」
一人になりたかった。
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