―私にとって、昼休みは大好きな時間。


今日もシュウに会いたくて屋上へと向かう。


「蜜!!」


屋上へと向かう階段の目の前で――


「達徳・・・」


喧嘩中の彼氏・達徳(タツノリ)に腕を掴まれた。


「な、に・・・?」

「最近お前が幽霊屋上行ってるって聞いて・・・心配で」

「・・・達徳には関係ないよ!」


振りはらって、階段とは別の方向に走った。