――訳がない! こんな状況であの椎斗が優しい声を掛けてくる訳がない! 「…――頭」 そう付け足してくるような奴なのに!!! “大丈夫か? 頭”って!! 何なの! マジで何なの!! 大丈夫だし! 頭大丈夫だし!! そう、キッと睨もうとした瞬間、チャイムが鳴って女帝が入ってくる。 …………終わった。 あたしの人生完璧終わった。