☆ハイローハート

「んじゃみさきが魔法かけろよ」

「アタシも魔法使える?」

「アタシもって、俺は魔法使えないけどな」


仰向けの理一を見ていると、笑ってる彼の喉仏が上下する

理一って、こんなに男っぽかったっけ??


であった時とは違う

子供みたいに無邪気だと思った目も

犬みたいにわんぱくだと思ってた行動も

アタシとそんなに変わらなかった身長も


アタシが、あことMJに出会って変わっていったように

時間は流れて

人の気持ちも動いて

前に進んでく


同じ場所には留まっていられない

一緒にいれなくても、結局アタシの頭の中は……ずっとずっと


理一でいっぱいだったから……



「理一の中がアタシでいっぱいになりますように……
マハリクマハっっ……!!」



必殺技の不意打ちキス


「んん!!」


って後頭部を引き寄せられて、仰向けで寝る理一の顔の横に手をついた


「んん~~~」


って呻いたのは、アタシを引き寄せる腕につかまって身動き取れないのに
反対の手が服の中に侵入するや否や、的確に胸を捕らえたから……