自分がどうしたいのか答えを出せないでいると、理一が助け舟を出してくれる


「俺にわがまま言って困らせるんじゃねーの?」

「じゃあさ、じゃあさ、
……もう一回、魔法かけて」

「魔法??」

「うん……サリーちゃんの、魔法」


理一は眉を寄せてアタシの視線から逃れようとした


「……理一?」

「……お前ね、あれは……あの状況だったから言えただけで……
今ここで言えって言われても……恥ずかしすぎるだろ」

「わかった、もういい」


アタシは理一の胸に人差し指を押し当ててぐるぐる動かした


「怒った?……スネてんの?……みさき??」

「怒ってない、絵描いてんの」

「……何の絵?」

「うんこ」


「「…………」」



正に(だ つ りょ く!)って感じで理一は天井をあおぐように体を投げ出してしまった


「お前ナァーーー、いじけて……あ~~、もうっっ!」

と言った後に両手を胸の前で組んで目を閉じた理一


「マハリクマハリタ、みさきがいじけて俺の体にうんこの絵を描きませんように!!」


「そんな魔法いやっ」


と上半身を起こして理一に抗議した