放課後
あこがとよきと待ち合わせしている時間まで一緒に駅前をウロウロしていた
12月になってクリスマスグッズが一気に増えた町
だけどアタシはクリスマスより前に誕生日がくるから、いまいちピンとこない
なんとなくいつもよりカップルが目立つような気がして、ラブラブな恋人達を自然と目で追っていた
「よ、諸岡、お前まだケーサツ行かなくていいのかよ」
横から声を掛けられてとよきの姿を確認すると「あこがとよきの事待つのに付き合ってたんやん」と頬をふくらます
少し先にある雑貨屋さんの店頭を物色しているあこのところへ向かいながら時計をチラッと確認した
「諸岡、スカート短くした?
それ、あこより短いぞ、もうちょっと長くしろよ」
「理一の兄ちゃんの彼女にもらったスカートで、切ってあるからこれ以上長くならんねん」
「よく理一が黙ってるな……
アイツ、諸岡のこととなるとすげーうるさいのに」
「……そうなん?」
「ナルがお前に似たAV女優の話しただけですげー怒ってた」
び、みょーーー……
「理一、MJのところ行った?」
「おお、指輪持って行ったわ」
「指輪??」
とアタシが聞き返したから、とよきが止まってしまった
「……なんで行ったか聞いてねーの?」
「そういえば、理由までは聞いてない」
「あ、じゃあ今聞いたの忘れて」
「ムリムリ」
あこがこちらに気付いて手を振る
「……じゃあ、あこさんとよきさんアタシはそろそろ出頭します」
「モロ、待ってなくて平気?」
とよきの横に並んだあこは心配そうな顔をアタシに向けた
あこがとよきと待ち合わせしている時間まで一緒に駅前をウロウロしていた
12月になってクリスマスグッズが一気に増えた町
だけどアタシはクリスマスより前に誕生日がくるから、いまいちピンとこない
なんとなくいつもよりカップルが目立つような気がして、ラブラブな恋人達を自然と目で追っていた
「よ、諸岡、お前まだケーサツ行かなくていいのかよ」
横から声を掛けられてとよきの姿を確認すると「あこがとよきの事待つのに付き合ってたんやん」と頬をふくらます
少し先にある雑貨屋さんの店頭を物色しているあこのところへ向かいながら時計をチラッと確認した
「諸岡、スカート短くした?
それ、あこより短いぞ、もうちょっと長くしろよ」
「理一の兄ちゃんの彼女にもらったスカートで、切ってあるからこれ以上長くならんねん」
「よく理一が黙ってるな……
アイツ、諸岡のこととなるとすげーうるさいのに」
「……そうなん?」
「ナルがお前に似たAV女優の話しただけですげー怒ってた」
び、みょーーー……
「理一、MJのところ行った?」
「おお、指輪持って行ったわ」
「指輪??」
とアタシが聞き返したから、とよきが止まってしまった
「……なんで行ったか聞いてねーの?」
「そういえば、理由までは聞いてない」
「あ、じゃあ今聞いたの忘れて」
「ムリムリ」
あこがこちらに気付いて手を振る
「……じゃあ、あこさんとよきさんアタシはそろそろ出頭します」
「モロ、待ってなくて平気?」
とよきの横に並んだあこは心配そうな顔をアタシに向けた



