☆ハイローハート

* * * * *

放課後あことMJと廊下を歩いていると、ちひろがダッシュで走ってくる

「どーしたんちひろ」

と減速しきれない勢いのちひろを両手で受け止めると、「モロ、モロ、校門に」と興奮した口調

え?また理一??

あこと顔を見合わせていると、ちひろはアタシの手を取って顔に近づけると「ネイルカワイ~♪」と突然話題を急変させた

「そやろ?昨日あこと夜中までネイルで遊んでてん」

「え、あこのも見せて~~
いいな~~、友達が一緒のマンションにいるって楽しいね~」

今度はあこの手を握っているちひろを見てMJが「で、校門に何があるの?」と話を戻すと


「そうだ、モロ、大変」


と思い出したように真面目な顔をした


???


「多分、理一くんの元カノっぽいのがモロを待ってる」

「うそ!!」

「こないだサッカーの試合の時にチラッと見ただけだから確かじゃないけど!
でも、多分、あれ……元カノだと思う」


あことMJは近くの教室に入って窓から校門に目をこらした


アタシは確かめるのさえ怖い


「どどど、どう?マジでさやか??
マジでアタシを待ってるっぽい??」

とうろたえまくりで二人に聞くと、あこが「うーん、遠くて顔ははっきり見えないけど、あれはさやかの学校の制服に間違いないと思う」と認めた


ホントにアタシを待ってるのかな??

あこを待ってるかもしれないし

もしかしたら理一に噂を聞いてMJに占いに来てもらったんじゃ……

あーでもないこーでもないと考えてると……

「普通に考えてモロ待ちよね」とMJは決定打を口にした