「好き」と言った理一の唇が重なろうとしてくる
苦しくて苦しくてあごを引いて寸前で逃げるけれど、「みさき」とうわごとのように呼ばれて追いかけてくる
接触しないように角度を変えて離れたら、「好き」ともう一度言われて……
退路をなくすようにますますきつく抱きしめられた
アタシの背中と腰に添えられた手
重なりそうで重ならない唇
「理一」
消えかけの声でもこの距離ならはっきりと届く
「黙って……」
次の言葉を封じられて
うそみたいに
まるで世界が二人っきりになったみたいに
理一があたしの視界全てを覆う
理一の息で、溺れそう……
ないはずの気持ちが存在しだす
時間にあらがって、理一の匂いのない匂いを運ぶ風に包み込まれて、
「理一……アタシ……」
といいかけると、雲がちぎれるかと思うほどの悲鳴が聞こえてきて、アタシと理一は驚いて公園の入り口に目を向けた
苦しくて苦しくてあごを引いて寸前で逃げるけれど、「みさき」とうわごとのように呼ばれて追いかけてくる
接触しないように角度を変えて離れたら、「好き」ともう一度言われて……
退路をなくすようにますますきつく抱きしめられた
アタシの背中と腰に添えられた手
重なりそうで重ならない唇
「理一」
消えかけの声でもこの距離ならはっきりと届く
「黙って……」
次の言葉を封じられて
うそみたいに
まるで世界が二人っきりになったみたいに
理一があたしの視界全てを覆う
理一の息で、溺れそう……
ないはずの気持ちが存在しだす
時間にあらがって、理一の匂いのない匂いを運ぶ風に包み込まれて、
「理一……アタシ……」
といいかけると、雲がちぎれるかと思うほどの悲鳴が聞こえてきて、アタシと理一は驚いて公園の入り口に目を向けた



