どうやら……アタシがよくても向こうはよろしくないようです
講堂を出て全校生徒がぞろぞろと自分たちの教室へと歩いて行く中、上に続く階段脇に理一のお知り合いの先輩が友達を連れて誰かを探すように立っている
アタシははじめて間近で彼女の顔を見た
向こうもはっきりとアタシを見つけて一歩踏み出してくる
「ちょっといい?」
……え、待ち伏せてたのって……アタシ???
その“ちょっといい?”のイントネーションが明らかに関西弁
同郷ですか……
「理一くんと一緒のマンションなんやんな?」
唐突にしょっぱなから理一の名前を出されて、「はあ」と控えめに返事した
アタシが呼び止められた声が聞こえてなかったあこは階段を途中まであがったところでやっとこちらに気付く
他の生徒はアタシや、あこを避けて階段をどんどんと上がって行く
「理一くんの知り合いなんやろ?
わたしのことなんて聞いてんの?」
「友達」
実際理一から聞いたわけじゃないけど、会話を早く終わらせたくて当たり障りのない答えを選んだ
「ふ~~ん
ま、ただの友達ってわけじゃないけどね」
……何アピール?
「理一くん、前の彼女と別れたんやってね
もしかして、あんたが今の彼女?」
アタシが首を振る間もないまま相手は話を続けて行く
「理一くんはやめとき?傷つくだけやよ」
「はあ……」
話の流れが見えない
「理一くんって、浮気癖あるし」
講堂を出て全校生徒がぞろぞろと自分たちの教室へと歩いて行く中、上に続く階段脇に理一のお知り合いの先輩が友達を連れて誰かを探すように立っている
アタシははじめて間近で彼女の顔を見た
向こうもはっきりとアタシを見つけて一歩踏み出してくる
「ちょっといい?」
……え、待ち伏せてたのって……アタシ???
その“ちょっといい?”のイントネーションが明らかに関西弁
同郷ですか……
「理一くんと一緒のマンションなんやんな?」
唐突にしょっぱなから理一の名前を出されて、「はあ」と控えめに返事した
アタシが呼び止められた声が聞こえてなかったあこは階段を途中まであがったところでやっとこちらに気付く
他の生徒はアタシや、あこを避けて階段をどんどんと上がって行く
「理一くんの知り合いなんやろ?
わたしのことなんて聞いてんの?」
「友達」
実際理一から聞いたわけじゃないけど、会話を早く終わらせたくて当たり障りのない答えを選んだ
「ふ~~ん
ま、ただの友達ってわけじゃないけどね」
……何アピール?
「理一くん、前の彼女と別れたんやってね
もしかして、あんたが今の彼女?」
アタシが首を振る間もないまま相手は話を続けて行く
「理一くんはやめとき?傷つくだけやよ」
「はあ……」
話の流れが見えない
「理一くんって、浮気癖あるし」



