あこが立ち上がって伸びをするとへそピアスが全貌を現す
ハートにカットされたピンクの石が揺れている
「モロが理一待つっていうなら一緒に待つけど、どーする?」
「んーー……いいや、帰ろ」
ちひろは不満そうに「え!なんで?他の女にモロの存在アピールして帰ろうよ!」と口を尖らせている
するとMJがちひろを(しーっ)となだめた
「アタシはナルヤくんと球技場のエントランスで待ち合わせしてるんで、そこまで一緒に行きます」
と風香ちゃんも立ち上がった
エントランスに向かいながら風香ちゃんの首元を指差した
「インフィニティクロス、アタシも持ってるねん」
「ティファニー好きなんです~♪」
「女の子らしいよね」
そういえばまだまだ先の話やけど、誕生日プレゼントは何がほしいか考えておいてって国坂くんに言われたっけ
アタシより前を歩いていたあこ達が振り返る
「風香ちゃん、待ち合わせ場所があんな感じになってるけど……
ナルがくるまで一緒に待とうか」
多分、というか絶対に理一を待っているんだろう二人組とまたしても遭遇
エントランスの脇で立って、こちらに気付いて嫌そうな顔をしている
……嫌なのはこっちも一緒なんだけど
「あ~、いつものことなんで大丈夫ですよ?
幸いアタシがナルヤくんの彼女って向こうも知ってるし、害はないと思う」
少し離れたところで立ち止まると、風香ちゃんがニコニコとケータイを取り出して操作しはじめる
「みさきさんはまた理一くんのサッカー観に来ますよね?
良かったらアタシも声かけてください」
「あ、うん」
とアタシもケータイを出そうとガサゴソしていると……
「ゲ、あの人達も西田先輩待ち??
チョ~邪魔なんですけどぉ」
とこちらに向けて発せられた言葉が聞こえてきた
ハートにカットされたピンクの石が揺れている
「モロが理一待つっていうなら一緒に待つけど、どーする?」
「んーー……いいや、帰ろ」
ちひろは不満そうに「え!なんで?他の女にモロの存在アピールして帰ろうよ!」と口を尖らせている
するとMJがちひろを(しーっ)となだめた
「アタシはナルヤくんと球技場のエントランスで待ち合わせしてるんで、そこまで一緒に行きます」
と風香ちゃんも立ち上がった
エントランスに向かいながら風香ちゃんの首元を指差した
「インフィニティクロス、アタシも持ってるねん」
「ティファニー好きなんです~♪」
「女の子らしいよね」
そういえばまだまだ先の話やけど、誕生日プレゼントは何がほしいか考えておいてって国坂くんに言われたっけ
アタシより前を歩いていたあこ達が振り返る
「風香ちゃん、待ち合わせ場所があんな感じになってるけど……
ナルがくるまで一緒に待とうか」
多分、というか絶対に理一を待っているんだろう二人組とまたしても遭遇
エントランスの脇で立って、こちらに気付いて嫌そうな顔をしている
……嫌なのはこっちも一緒なんだけど
「あ~、いつものことなんで大丈夫ですよ?
幸いアタシがナルヤくんの彼女って向こうも知ってるし、害はないと思う」
少し離れたところで立ち止まると、風香ちゃんがニコニコとケータイを取り出して操作しはじめる
「みさきさんはまた理一くんのサッカー観に来ますよね?
良かったらアタシも声かけてください」
「あ、うん」
とアタシもケータイを出そうとガサゴソしていると……
「ゲ、あの人達も西田先輩待ち??
チョ~邪魔なんですけどぉ」
とこちらに向けて発せられた言葉が聞こえてきた



