――あの日は
そうだ、エレベーターの前で国坂とすれ違って……
アイツを家にあげてることにムカついて、さやかからケータイ忘れたから持ってきてって電話かかってきて……
忘れていたのに、その時の状況がセリフごと甦ってくる
腰が抜けたように座り込んだまま、みさきは懇願した
『お願い、ちょっとでいいから、ここに居て』
『電話すりゃ、男なんて何人でも来るだろ』
『アタシが、簡単にヤレそうな女に見えるから?』
『違うの?実際そうじゃん』
みさきが『お願い、行かないで』って言ったのに、それすら聞かなかった
「思い出した??」
黙ったままの俺にあこが声をかけてくる
「あ……れは、違うんだよ
……国坂にあって、それで……」
「モロにそんなひどい事言っておいて、コーヒーゼリーって……」
あこは俺の持ってきたコンビニの袋をのぞいて笑った
一つ取り出すと俺に投げ、残りの一つはあっという間にフタを取ってゼリーの上にフレッシュをかけていく
「みさき、今日どこにいるんだよ」
「……会って、どうすんの」
「謝る、許してくれるまで」
「モロが許しても、アタシは許さない、だから教えない」
俺はコーヒーゼリーを投げるように置くと、両手を合わせて「ごめん!!!」と言った
「本気で言ったわけじゃないんだ、そんなことマジで思ってないし」
あの時は、国坂にムカついたのをみさきに八つ当たりしただけで……
あこは「冗談でしょ、余計にたち悪いよ」と俺をあしらう
俺はその場に正座して、もう一度勢いよく手を合わせた
そうだ、エレベーターの前で国坂とすれ違って……
アイツを家にあげてることにムカついて、さやかからケータイ忘れたから持ってきてって電話かかってきて……
忘れていたのに、その時の状況がセリフごと甦ってくる
腰が抜けたように座り込んだまま、みさきは懇願した
『お願い、ちょっとでいいから、ここに居て』
『電話すりゃ、男なんて何人でも来るだろ』
『アタシが、簡単にヤレそうな女に見えるから?』
『違うの?実際そうじゃん』
みさきが『お願い、行かないで』って言ったのに、それすら聞かなかった
「思い出した??」
黙ったままの俺にあこが声をかけてくる
「あ……れは、違うんだよ
……国坂にあって、それで……」
「モロにそんなひどい事言っておいて、コーヒーゼリーって……」
あこは俺の持ってきたコンビニの袋をのぞいて笑った
一つ取り出すと俺に投げ、残りの一つはあっという間にフタを取ってゼリーの上にフレッシュをかけていく
「みさき、今日どこにいるんだよ」
「……会って、どうすんの」
「謝る、許してくれるまで」
「モロが許しても、アタシは許さない、だから教えない」
俺はコーヒーゼリーを投げるように置くと、両手を合わせて「ごめん!!!」と言った
「本気で言ったわけじゃないんだ、そんなことマジで思ってないし」
あの時は、国坂にムカついたのをみさきに八つ当たりしただけで……
あこは「冗談でしょ、余計にたち悪いよ」と俺をあしらう
俺はその場に正座して、もう一度勢いよく手を合わせた



