どれがホントでどれがウソだよ
「殴られたってのはホント、
ちょっと前、とよきが怪我してなかった??」
そういや、とよきに怪我の原因を何度聞いてもお茶をにごされたことがあったのを思い出す
「あれ、殴られたアタシの仕返しに行ったんだって」
アイツ、一人でカッコつけやがって……
俺はあこが出してくれたりんごジュースを飲むと「じゃあ、殴られたって事以外はウソかよ」と少しむくれた振りをする
「アタシの事タイプじゃないけど、女子高生ってだけでおいしいし、簡単にヤラせてくれるって話?」
あこが再び繰り返すから、うなずいた
「言われたのはアタシじゃないよ」
「アタシじゃないって」
「あんたがモロに言ったんじゃん」
「…………は?」
持っていたコップを落としそうになった
テーブルに置くと「ンな事言ってねーよ」と反論する
「遊園地に行った時、モロが昔つきあってた男に“簡単に男に声かけられるのは、お前が簡単にヤレそうに見えるから”って言われた話をしたの覚えてる?」
「覚えてるけど」
「そん時理一、“そんな男と別れて正解”って言ったからさ……結構いい男じゃんって思ったんだよ、アタシ」
なんだよ、その上から目線的なセリフ
いや、っつーか
「俺はみさきにそんな事言って……」
急に心臓が大きく鼓動を打って、軽い心臓発作が起きたように感じた
「散々モロの優しさに甘えて、あの子の気持ちに付け込んで」
……甘えてたってのは、あるかもしれないけど付け込んだつもりはない
あこの言葉は止まる事なく、口調は穏やかなのに、時間をかけて細く長い針で俺の心臓を貫いていく
「モロの家の中のものが半分なくなって、一番誰かにそばにいてほしいときに、理一なんて言った?」
手とか足が震えてんのか、それとも心臓が震えてんのか
「殴られたってのはホント、
ちょっと前、とよきが怪我してなかった??」
そういや、とよきに怪我の原因を何度聞いてもお茶をにごされたことがあったのを思い出す
「あれ、殴られたアタシの仕返しに行ったんだって」
アイツ、一人でカッコつけやがって……
俺はあこが出してくれたりんごジュースを飲むと「じゃあ、殴られたって事以外はウソかよ」と少しむくれた振りをする
「アタシの事タイプじゃないけど、女子高生ってだけでおいしいし、簡単にヤラせてくれるって話?」
あこが再び繰り返すから、うなずいた
「言われたのはアタシじゃないよ」
「アタシじゃないって」
「あんたがモロに言ったんじゃん」
「…………は?」
持っていたコップを落としそうになった
テーブルに置くと「ンな事言ってねーよ」と反論する
「遊園地に行った時、モロが昔つきあってた男に“簡単に男に声かけられるのは、お前が簡単にヤレそうに見えるから”って言われた話をしたの覚えてる?」
「覚えてるけど」
「そん時理一、“そんな男と別れて正解”って言ったからさ……結構いい男じゃんって思ったんだよ、アタシ」
なんだよ、その上から目線的なセリフ
いや、っつーか
「俺はみさきにそんな事言って……」
急に心臓が大きく鼓動を打って、軽い心臓発作が起きたように感じた
「散々モロの優しさに甘えて、あの子の気持ちに付け込んで」
……甘えてたってのは、あるかもしれないけど付け込んだつもりはない
あこの言葉は止まる事なく、口調は穏やかなのに、時間をかけて細く長い針で俺の心臓を貫いていく
「モロの家の中のものが半分なくなって、一番誰かにそばにいてほしいときに、理一なんて言った?」
手とか足が震えてんのか、それとも心臓が震えてんのか



