玄関のドアが開いて閉まるのを見ていた















静かな静かな室内


自分の座っている真下にはただ暗闇がひろがっていて

目を閉じると自分をどこか遠くから見ているような変な感覚に陥った


雲の上をすすむように四つん這いでベッドまで行くと、その上に乗る力すらなく……


腕と頭だけをベッドに乗せて目を閉じた